サイトに描かれたキャラクターは、すべて村山知義(むらやま・ともよし)さんのデザインによるものです。
村山さんは明治34年に東京で生まれました。劇作家(演劇の脚本などを書く仕事)・演出家(芝居の構成や演じ方などを考える人)として活躍、その生涯(しょうがい)にたくさんのことを学び、それらを生かした多くの仕事をされました。
お父さんは内科の医者でしたが、村山さんは中学生の頃から子ども向きの雑誌に作品を書くなど、早くから文学に目覚めました。また同じ頃から絵の方でも才能を発揮(はっき)し、武井武雄(たけい・たけお)や初山滋(はつやま・しげる)などとならび、日本を代表する童画家(子ども向けの絵を描く人)になりました。子ども向けの絵を描きながら、大人向けには戯曲(ぎきょく)や演劇などの第一線で活躍し、そのはば広く多面的な仕事ぶりは今日でも高く評価されています。
今回このサイトで使用しているキャラクターは、次の本に書かれているものを活用させていただきました。
☆ 村山籌子/作 村山知義/絵
『村山籌子作品集 1』(JULA出版局 1997年10月27日)
『村山籌子作品集 2』(JULA出版局 1998年1月30日)
『村山籌子作品集 3』(JULA出版局 1998年3月25日)
☆中川正文/文 村山知義/絵
「おはがきついた」(『こどものとも』43号 福音館書店 1959年10月1日)
文章を書いている村山籌子(むらやま・かずこ)さんと村山知義(むらやま・ともよし)さんは夫婦で、籌子さんが文を書き、知義さんが絵を描くという二人三脚で仕事を進めました。籌子さんのユーモアあふれる物語と、知義さんの見る人をひきつけてやまない、あたたかく落ち着いた画風がよく合い、見事なハーモニーをかもしだしています。
このサイトへの掲載を許可いただきましたギャラリーTOMおよび婦人之友社、JULA出版局、福音館書店のみなさんに心より感謝申し上げます。
また、本文の朗読は、星子都美子さんによるものです。
本サイトを作成するにあたり、次の本を参考にさせていただきました。
○参考文献一覧
|